名興文庫は、2026年3月8日付記事『問題視するハッシュタグ使用に関する名興文庫の見解』を公開した。
同記事において名興文庫は、日本国内で一般的に用いられているファンタジー作品区分とは異なる方向性として「本格ファンタジー」という概念を提示し、そのジャンル的整理および普及を目指して活動していることを説明した。
その上で、名興文庫に対する誹謗中傷行為に関連し、既に発信者情報開示請求において権利侵害性が認められた複数のアカウントが、名興文庫関係者や支持者を揶揄・侮辱する文脈において、「本タジー」「本タジーズ」といった表現を使用していた事実について指摘した。
また、「#日本の本格ファンタジーお勧め」および「#日本の本格ファンタジーお薦め」とのハッシュタグについて、発信者情報開示請求の対象となっている複数アカウントが積極的に使用している状況が確認されていること、さらに、当該タグで紹介されている作品群が、小説に限らず、ゲーム、漫画、ライトノベル等を広く含むものであり、投稿全体を俯瞰した場合、「本格ファンタジー」という概念について一定の共通理解や整理された定義を読み取ることが困難な状況にある旨を述べた。
名興文庫としては、上記の経緯および投稿状況を踏まえ、当該ハッシュタグ活動の一部について、単なる作品紹介や意見表明の範囲を超え、名興文庫が提唱・整理を試みている「本格ファンタジー」という概念に対する社会的認識を意図的に混乱・希釈化させる方向で機能しているものと認識している。
上記記事公開後の2026年3月27日以降、当該タグ使用者らの一部は、新たに「#本格ファンタジーギャグ」とのハッシュタグを作成し、継続的に使用・拡散している。
「#本格ファンタジーギャグ」を付した投稿について確認すると、X(旧Twitter)の投稿文字数制限の中で、会話的やり取りや内輪的揶揄表現を主内容とする投稿が多数を占めている。
また、当該タグを用いつつ、発信者情報開示請求への言及を行う投稿、名興文庫関係者を揶揄する趣旨を含む投稿も確認されている。
さらに、「#本格ファンタジーギャグ」使用者の多くは、「#日本の本格ファンタジーお勧め」または「#日本の本格ファンタジーお薦め」を用いた投稿も行っているが、当該各タグにおいて紹介される作品群および投稿内容を総合的に見た場合、「何をもって本格ファンタジーと位置付けるのか」という点について、投稿全体として整合的な基準や整理が存在しているとは認め難い状況にある。
これに対し、名興文庫 代表・尼宮乙桜は、当該ハッシュタグについて問題提起および警告を行っているが、その後も使用継続が確認されている。
また、「#本格ファンタジーギャグ」を使用しているアカウントの中には、現在、山口地方裁判所において権利侵害の成否が争われているアカウントも含まれており、当該裁判手続においても、尼宮乙桜は当該タグ使用の経緯および態様について主張を行っている。
加えて、尼宮乙桜は、一部使用者に対し、名指しまたは直接的な形で、当該タグ使用を控えるよう注意喚起を行っているが、その後も継続使用が確認されている。
以上の経緯を総合考慮した場合、名興文庫としては、当該ハッシュタグ活動の一部について、単なる感想表明や創作交流の域を超え、名興文庫およびその提唱概念に対する社会的信用・営業上の利益に影響を及ぼす態様で行われているものと認識している。
名興文庫は、表現活動や作品紹介それ自体を問題視するものではない。
しかしながら、特定個人または特定事業者に対する中傷、挑発、揶揄等と結び付けられた形で、「本タジー」その他これに類する表現の使用や、上記各ハッシュタグ活動への参加が継続される場合には、投稿内容、投稿経緯、継続性、他投稿との関連性等を踏まえた上で、信用毀損、業務妨害その他の不法行為に該当し得るものとして、必要に応じ法的措置を検討する予定である。



