今後の組織運営について

お知らせ

 いつも名興文庫を応援してくださり、ありがとうございます。
 11月18日にご連絡しました「組織再編のご報告」に関して、追加でご連絡いたします。

 名興文庫から一番最初に出版された書籍が『シロクマの背に乗る』というエッセイでした。そのため、名興文庫がシロクマ書庫と深い関わりのある組織だと予想された方が多かったと思います。事実、前代表はシロクマ書庫の代表者・雑食ベアーであり、シロクマ書庫の理念を継続しているように感じられたのも無理はありません。
 ですが、名興文庫の理念は『原点回帰』であり、シロクマ書庫とは違います。

 この度の騒動を受け、出版業を営む企業体として体制を整える決心をしました。同人サークル的な発想を破棄し、組織としての基盤を固めます。
 今回の組織再編により、名興文庫はシロクマ書庫との関わりを全て断ち、今後話題にすることはありません。これは相互不利益を生まないための措置であり、関係者に不快な感情を想起させないための処置です。

 この決意を形として示すため、ペンネームを変更します。
 天宮さくら → 尼宮乙桜(あまみやさくら)
 現在出版している拙著『ピンク&シュガー』のデータは準備出来次第、差し替えを行います。今しばらくお待ちください。

 名興文庫は出版を通じて人々の幸福度を高め、日本文化の醸成の助けとなれるよう活動する所存です。その中には、日本で培われる機会を失っている本格ファンタジーや、時流に乗れず大手出版社に拾い上げされない素晴らしい作品を、世の中に提供する活動も含まれます。

 名興文庫は「良質な物語をお届けする出版社」を目指しています。
 良質な物語とは何か。それは、人生の困難を助けてくれる知恵や思考、勇気、希望の抱き方、混沌から光を見つけ出すヒントを与えてくれるものと、私は考えています。嫌な現実から目を逸らさせるだけの物語は求めていません。

 物語という架空の媒体から現実の生き方に活かせる作品を、名興文庫は出版するつもりです。それこそが物語が本来持つ役割であるとし、『原点回帰』を理念として掲げています。

 以上が追加でのご連絡となります。ご理解いただけると幸いです。
 今後とも応援のほど、何卒よろしくお願いいたします。

名興文庫 代表 尼宮乙桜