【第01回】名興文庫-漆黒の幻想小説コンテスト 一次選考通過・書籍掲載作品 発表

漆黒

謝辞

 全135作品(うち一作は寄稿)のご応募、誠にありがとうございました。
 まず今回は、一次選考を通過し、あわせて書籍への掲載が決定した作品を発表いたします。

 選考は、正直なところ大変に悩みました。
 理由は大きく二つあります。

 一つめは、応募者の皆さまの関心の高さを反映するように、一定以上のクオリティを持つ作品が非常に多かったこと。
 二つめは、出版事情および現代小説の歩みの中で、「幻想小説」という概念がとても広く解釈され得る点です。

 そのため選考は難航しましたが、同時に主催・選者共に、嬉しい悲鳴を上げるほど刺激的で、豊かな時間でもありました。

 また、この“幻想小説の幅広さ”にこそ本コンテストの魅力があると感じています。
 今後刊行される書籍では、この30年の小説界隈の変遷も踏まえつつ、多彩な作品をグラデーションのように配置し、それぞれの物語がもつ幻想性を読み解ける一冊となる予定です。

 独自の存在感を持つ幻想小説集になると確信しております。

 二次選考の発表は年内を予定しております。
 引き続きお楽しみいただければ幸いです。

一次選考通過・書籍掲載作品

*順不同・敬称略とさせていただきます。

一月応募作品

『世界樹の世界 / あるいは無限に脱皮する蛇の見た夢』|馬路まんじ

『一枚の絵』|中村実士与

『帰還』|中村実士与

『黄昏の空』|海木夜道

『ぐじん』|天方セキト

『災厄の古龍-その一記録-』|伏空紫央

『白紙画廊の夕べ 短編:『白紙画廊』』|ラウンド

『卒塔婆小町』|夢酔藤山

『貪欲のゾルーク』|和田賢一

『理を逸する』|葛城騰成

『一瓶に流れる世界』|ラウンド

『メロモーニアの旅路』|NO SOUL?

一月Creative Writing Space応募作品

『霊薬』|かぶき六號

『ウーフニック』|称好軒梅庵

『時軸の竜と対の女神』|ムルコラカ

『夢よりの囁き』|茅杜弐 乃至真

『覚醒めよ、鉄の王よ』|茅杜弐 乃至真

『群島に吠ゆる』|茅杜弐 乃至真

『出現《他》』|積 緋露雪

『かわずのゆめ』|百彪

『冬の騎士ネイヴァ』|理乃碧王

『詩人が求めた永久の旅』|かぶき六號

『天突く雷塔』|月岡ユウキ

『渡しの巨人と最後の賢者』|ムルコラカ

『プロトの大地』|ひら やすみ

『フーア』|称好軒梅庵

『神々とひとつの種』|かぶき六號

『黄金に輝く林檎』|ムルコラカ

『破滅の大釜』|ムルコラカ

『ヤルグェの誇りと赦し』|吾輩はもぐらである

『世界の闇・ディストール』|てぃえむ

二月応募作品

『原初の神が口ずさんだ歌の変遷について』|尼宮乙桜

『運命の神と花を育てる少女』|朧塚

『黒竜と画家』|朧塚

二月Creative Writing Space応募作品

『終末鳥』|天方セキト

『朱碧珠の泪』|理乃碧王

『侏儒』|称好軒梅庵

『龍の冬、来たれり』|吾輩はもぐらである

『その日暮らしのアニス』|NO SOUL?

『真説·宇宙世紀…見果てぬ夢』トーマス・ライカー

『蜃気楼』|百彪

『雷鳴の王-砂の都-』|百彪

三月応募作品

『RRN6405-私はルルナ』|おじむ

『邪淫の水路』|和田賢一

『凍てし空、祈りの裂け目』|葉山礼加

三月Creative Writing Space応募作品

『夢喰いのムグ』|理乃碧王

『大きな木(あるいは手)のはなし』|全布団上

『恥辱のケトラステキ』|REO=カジワラ

『慟哭のオディスティン』|REO=カジワラ

『是是何ぞ言うモノぞ?』|REO=カジワラ

『人斬り魔剣ゾボルグ』|REO=カジワラ

『剣闘士二人』|REO=カジワラ

『諸象戯図式』|グリフィス

『イサドラの羽ばたき』|NO SOUL?

四月応募作品

『夜を選ぶ』|笛地静恵

『偉大なコフリー』|中原実士与

『必殺の銃弾』|笛地静恵

『超越した意思』|NO SOUL?

『消える死体』|マサカヤユキエ

『狐に救われる』|白木

『スーパーマーケットの死人』|白木

四月Creative Writing Space応募作品

『憂国怪獣ベキラ』|称好軒梅庵

『ティラスの囁き』|汐田大輝

『試し斬り』|笛地静恵

『新しい魚』|尾内甲太郎

『人と罪と贖罪と』|嘉良崇

『世界の果てに願うハルモニア』|NO SOUL?

『ア=カイオルの目覚め』|理乃碧王

五月応募作品

『石胎の朝』|MOVENG MUSiQ

『瓶中の祈り』|MOVENG MUSiQ

『夜の王が放つ双影』|MOVENG MUSiQ

『雷翼の客人』|MOVENG MUSiQ

『卵殻祈歌』|MOVENG MUSiQ

五月Creative Writing Space応募作品

『墓穴』|尾内甲太郎

『テイラス異伝』|汐田大輝

『蛇と月。』|嘉良崇

『エヴァン・グラウブはかく語りき』|定光

『秋』|たんぜべ なた。

六月応募作品

『鏡のうしろ』|茂垣

『時計の止まる町』|茂垣

『水鏡の娘』|茂垣

『雪氷に咲く月』|白川礼加

『藍炎の刻印』|白川礼加

『霞織の滝』|白川礼加

六月Creative Writing Space応募作品

『世界樹』|汐田大輝

『世界の終わり』|グリフィス

『真昼の丘の恍惚』|汐田大輝

『心の鏡』|笛地静恵

『鏡人』|尾内甲太郎

七月・八月応募作品

『緯度零度を超えて』|尾内甲太郎

『裏戸を抜ける』|尾内甲太郎

『終わりの海を覚えてる』|葛城騰成

『願いをかなえる石像』|江渡みきあ

『神の庭を歩く者』|ラウンド

『果てなき卓は虚無に満ちて。』|てぃえむ

『神々』|夢幻

七月・八月Creative Writing Space応募作品

『王の子らの醒夢』|かぶき六號

『終わりなき残首』|吾輩はもぐらである

『篝火は森に道を遺す』|吾輩はもぐらである

『いつか巡りあう』|称好軒梅庵

『虚夢の唄』|ゐで保名

『翔 -天空の神-』|terra.

『廻 -Circle-』|terra.

『月 -見守るもの-』|terra.

『笔 -文字の奏-』|terra.

『甦 -Fusion-』|terra.

『冬のむすめ』|中野眸

『絵に描いた竜。』|嘉良崇

『花竜流し。』|嘉良崇